2019年も忙しく忙しく忙しく

はじめは、
なごや芝居の広場 第2弾公演(1/22(火)~2/2(土) 昭和・守山・瑞穂文化小劇場)「ゼロの焦点」(原作・松本清張 台本演出・木村繁)
出演しました。

続いては、劇団I&I公演(3/16~17 千種座)麻創けい子作・演出「花も嵐も」に客演しました。

秋は、遊楽演 第25回公演「牡丹灯籠」原作・三遊亭圓朝(10/5-6 昭和文化小劇場)
台本化し、 演出しながら「講談師」として出演。
出演者たちはますます磨きがかかって、好評な舞台が続いてます。

そして、劇団 座・なかむら 第4回公演(10/19(土)~20(日) 中村文化小劇場は、「アラビアンナイト」
これも、作演出でした。
演劇講座から出発して、地域・中村区に根ざす劇団として、小学生から高齢者まで総勢30人以上で創り上げる、壮大なお話を舞台化しました。前代未聞のハプニングも含め、みんなで楽しむことができ、特に、子供たちの成長に目を見張りました。

愛知・県民の手による平和を願う演劇の会(平演会)第34回公演
「劇版 ぞうれっしゃがやってきた Ⅱ」(12/20-22 5回公演 昭和文化小劇場)
作・演出でした。が、第1作に続いて、知られざる戦後史の事実を追求して、好評でした。

今年も「冬籠り」は、実現せずでした。

2015年は・・・超大忙しでした。

はじめは、
俳優館リーディング公演(5/14~18 8回公演 俳優館スタジオ)
シェイクスピア作・木村繁演出による「マクベス」
に出演しました。
演出・木村繁。昨年に引き続き、シェイクスピアリーディング公演第2弾。

☆Wa音の会   公演(7/17(金)14時/18:30    中村文化小劇場)
朗読劇「月光の夏」(作・毛利恒之)
演出しながら、出演もしました。
出撃前にソナタ「月光」を弾いて、空に散っていった特攻兵。知られざる特攻兵の「その後」が浮かび上がる。実話に基づく衝撃の朗読劇。

俳優館公演( 7/30~8/2 7回公演 県芸小ホール)
「群青~ 雲流るる果てに~」作・いずみ凜/ 演出・ふじたあさや
出演しました。戦後70 年、改めてあの戦争のすがたを問う、音楽仕立ての芝居、朗読、歌、コーラスによる鎮魂歌。急速に、戦前へ戻そうとする強い舵取りがされている今こそ、戦争の実相を知ってほしいとの気持ちで、演じました。

愛知・県民の手による平和を願う演劇の会(平演会)第32回公演
「うさぎパンのシュプレヒコール」作・前川達次郎/演出・狩野恭光(8/8-9 3回公演 東文化小劇場)
舞台監督でした。瀬戸内海の祝島。毎週月曜に繰り返される反原発デモ。そこの小学校に新校長が赴任する。そこには福島からの転校生がいました。
戦争と原発に拘る平演会ならではの、平和を願っての舞台創りです。

俳優館ドラマ・リーディング「ビルマの竪琴」作・竹山道雄/脚本・ふじたあさや(9/18-20 4回公演 ひまわりホール)
演出しました。ビルマに、竪琴を奏で歌をうたう部隊が存在した・・・! 平和への願望と鎮魂を込めたファンタジーともいえる作品を舞台化しました。出演:俳優館・劇座、いのこ福代 他

遊楽演  第21回公演「花はらんまん」作・池田政之(10/10-12 東文化小劇場)
演出しました。
2013年、東京/三越劇場に於けるNLTによる抱腹絶倒・商業演劇公演を名古屋ではじめて上演し、好評を博しました。

人業劇団ひらき座 第32回自主公演「夏の夜の夢より」(仮)作・中田猛(11/21-22 千種座)
出演。おなじみシェイクスピア劇を換骨奪胎、ひらき座流に料理して魅せました。

☆プロに学ぶ演劇講座「役創りで弾ける」発表会(11/27 中村文化小劇場)
演出・指導。
30回以上に渡る稽古を積み重ねて創りあげる、スーパー講座の発表会。

☆「人間の座標軸」上演実行委員会  朗読劇「人間の座標軸」原作・窪島誠一郎「腐れ小粉」/脚本・本多忠勝/演出・玉野井直樹(12/3-5 名東文化小劇場)
出演しました。初めての方々との出会いと稽古が新鮮でした。

以上、9作品に演出・出演などなど・・・、稽古に次ぐ稽古、本番一つ終わったら次の台本が渡される・・・。
体との勝負ですが、稽古も楽しい、様々な方達との新しい出会いも楽しい、何度も付き合った役者さんの意外な一面がみえるのも楽しい、というわけで、やめられないとまらないと、断り切れずにこうなっています。
でも、決意しました。今年からは、12月の公演が終わったら、冬籠りします。来年3月までお休みです。又、春になったら新たな芝居創りを楽しむことにいたします。今年もどうか宜しく、舞台でお目にかかりましょう。と、決意しましたが、実際には・・・トホホ。

2014年

始まりは、

☆「日本の近代戯曲研修セミナーin東海2013」(主催・文化庁/日本演出者協会)で、
三好十郎作「おさの音」
を演出しました。
2月15(土)16日(日)ひまわりホール。
「プロレタリア演劇特集」の3作品共演の一つとしての上演でした。
他の二つは、平澤計七「工場法」秋田雨雀「骸骨の舞跳」で、正にプロレタリア演劇そのものでしたが、「おさの音」は、三好十郎がプロレタリア演劇から離れたあとの作品。
私たち舞台人の大先輩たちが、かつてどう表現しようとしたか、戦争へと突き進んでいく時代にどう抵抗したか、今の私たちに鋭く突き刺さってくる作品たちでした。

続いては、俳優館劇座公演。
リーディングで、シェイクスピア作・木村繁演出による「ヂュリアス・シーザー」
に出演!
4月17(木)~20日(日)俳優館スタジオ、24(木)~27日(日)劇座スタジオ。
はじめてのシェイクスピア!
しかも坪内逍遥翻訳を使用した演出は、「おさの音」に続いて、とても刺激的でした。
明治になって、近代化の道を突き進む日本の演劇をどう発展させるのか、その先達の第1人者である逍遥の日本語は、始めは苦労したものの、やがてその心地よさに快感を覚えるほどに。

☆7月23日は、4回目になる「プロに学ぶ演劇講座」発表会。今年は、「台詞で弾ける」と称して、専ら音声表現に挑戦しました。

☆8月16-17日には、恒例・平演会第31回公演は、「反核舞台人の集い」とはじめての合同公演。
『ニソの杜~原発のあるまちの物語~』
(前川達次郎作)。
演出しました。大飯原発がある大島半島に、日本最古の元始民俗の形を今も残すニソの杜。そのまちを背景に、原発がもたらした計り知れない生活破壊、村の崩壊を描いた作品。名古屋で活躍する舞台人と演劇を愛する市民とが、合同で創り上げる平和への願いを込めた舞台でした。
平演会としても、新たな出会いがあり、新鮮な舞台作りができました。

☆10月11日(土)~13日(祝)には、私の演出で、恒例遊楽演公演。ちくさ座して、賑々しく歌い踊りまくる舞台を楽しみました。お題目は、沢山のゲスト出演者と共に、「ねこ・こんさるたんと」(別役実作)。ミュージカル! 10曲以上、歌い踊りまくりました!

そして、そしてそして、「ひらき座」公演が11月29-30日にあるのですが、私はその時、日本にいませんでした。
そう、☆二度目のピースボートに11月22日から乗って、南の海へ消えてしまいました。帰国は、翌年3月6日の予定でした。予定通り、帰ってきています。
100日間、元気でやってきました。今回の船旅でも、前回同様「劇団」を立ち上げました。
前回は、現地からの報告を私のブログでやりましたが、今回、私はしません。その代りということではないですが、妻がブログしました。http://comunica.jp/blog/
相変わらずの芝居三昧の1年でした。

2013年

始まりは、又々

俳優館公演。
リーディングで、加藤道夫作・ふじたあさや演出による「挿話」
に出演しました。
2月24日(日)25日(月)俳優館アトリエ、28日(木)愛知県芸術劇場小ホール

私の役は倉田師団長役。出ずっぱり。あの戦争の終わり、1945年8月15日、南の島が舞台。かつて現地人をなで斬りにした軍人が、敗戦により、その懺悔をする役。
日本の戦後の出発点でもあり、同時におろそかにしてきた戦争責任を正面から描いた作品。
今の日本の政治状況に警鐘を鳴らすにふさわしい舞台でした。

☆3月22-24日には、<よだかの会公演「よだかの星~影絵と音楽と~」の演出と出演
私と女優の二人芝居、それに加えて影絵と音楽が加わるという3本立てコラボ。むろん、初めて体験する舞台創り。ピアニストとチェリスト(実は教え子)の素敵な生演奏に支えられてつつ、かつ影絵に負けじと演技することが課題。しかも、演出と出演と両方兼ねるというかなり無謀な舞台。
幸いなことに、続演を望む声も聞こえる大好評でした。

☆6月7-9日、』創芝社公演『深川安楽亭』。ずっと所属していた劇団の公演。私の役は、幕開き、安楽亭の客、木場の職人。3分ほどの出演のみ。劇団代表の深山義夫の演出・出演の座長芝居。それに、初代 名古屋おもてなし武将隊で名を馳せた憲俊の率いる演劇ユニット SCANPが加わって、名時代劇を舞台化。

☆8月24-25日には、恒例・平演会第30回公演は、『平和の架け橋~ピースあいちを知ってますか』(栗木英章作)30年記念公演最終第3弾。演出しました。名古屋市名東区にある戦争博物館「ピースあいち」を舞台に、忘却の彼方に押しやられつつある戦争体験をテーマに舞台化。よくも続いた30年(実質32年)!

☆10月12日(土)~14日(祝)には、私の演出で、遊楽演公演。。「山月記異聞」(森一生作)。女性ばかりの遊楽演で贈る、虎になった夫の話。相変わらず元気な舞台をお目にかけました。

平演会も遊楽演も、来年以降、まだまだ元気に舞台を創ります。

☆11月30(土)12/1日(日)には「「ひらき座」公演。指導者だった増原氏の急逝のあと、なぜか、関わってきてしまっている私です。2012は、作家として台本を書きました(『ガリバー』)が、今年は一観客でした。

☆12月は13-19日、俳優館」公演「ブルーストッキングの女たち」(宮本研作)、ふじたあさや演出に、出演。なんと、史実としては20代の若者であった、荒畑寒村役。大正時代の理想に燃える女たち、彼女たちに負けず劣らず、新しい社会を目指した男たちの若き群像を描いた宮本研の代表作の一つ。円形劇場のちくさ座で、刺激的な舞台作りを体験できました。

以上の公演以外にも、年間通じて、
「東海音声表現研究会」(月1回。実際は稽古と重なり、なかなか出られない)。
「声に出して戯曲を読む会」(月1回。古今東西の名戯曲をひたすら読むだけ。これは楽しい)。
3年目になる「プロに学ぶ演劇講座」の講師(『コントで弾ける』)等々、芝居三昧で暮らした日々でした。

2012年

始まりは、
俳優館公演。
チェーホフ作・鐘下辰男演出による「三人姉妹」
に出演しました。
軍医チェブトイキン役。ロシアの風土、分からない…。「喜劇」?分からない…。
わからないことだらけ。その上、演出の仕方も刺激的…。
面白い劇創りでした。その上、沢山のお客さんにきていただいて、幸せでした。
2月2月3日~11日、愛知県芸術劇場小ホール。

☆4月7日(土)8日(日)には、<演劇グループ“ZERO”「末摘花」
作=北条秀司/演出=岡田一彦(愛知芸術劇場 小ホール)
昨年の講談師が好評だったのか、再び、講談師。前座として『源氏物語とは』と称して、30分ほど解説をしました。自分自身も、知らない人がいない「源氏物語」について、知らなかったことを沢山知りました。これも、芝居の魅力の一つですね。

☆8月11-12日には、恒例・平演会第29回公演は、『FUKUSHIMA~原発のウソと真実』でした。私・なかとしおの作・演出。(名古屋市東文化小劇場)
昨年3月11日、忘れもしない日をテーマに、名古屋から見た、劇発事故を描きました。
現在進行中の事態を、時々台本を修正しながらの舞台化でした。
我々にとって、”3.11”とは何だったのか。
我々は、変わったのか、変わらなかったのか、
日本の社会は変わったのか、変わらなかったのか、
我々は、収何をするのか、しないのか、
存在意味が問われる状況になっていると思います。

☆11月23日(祝)~25日(日)には、私の演出で、遊楽演公演。公演でした。井上ひさし作『頭痛肩凝り樋口一葉』。女性ばかりの遊楽演にふさわしい作品でしたが、難しい稽古でした。明治時代、着物の着方、当時の小道具、所作等々、四苦八苦していた、わが女優たちでした。しかし、よく頑張りました。

☆12月1(土)2日(日)には「「ひらき座」☆公演。私の書き下ろし台本で、「ガリバーがやってきた!」。増原台本と違って困るぅといいながら、ちゃんとひらき座らしく料理してしまった舞台でした。楽しい劇団です。

2011年

始まりは、

演劇クルー遊楽演第16回公演
1月15(土)・16(日)、天白文化小劇場で、
小川未玲作・なかとしお演出『ジュリエットたち』

ご存知「ロメオとジュリエット」を下敷きにした、恋物語。
新人に客演を交えて、ベテランもがんばり、好評裡に終えることができました。

俳優館「新劇100年 珠玉一幕劇集」
リーディング 木下杢太郎作・菊本健郎演出『和泉屋染物店』に出演!
2月11日(金祝)11:00/17:00 舞台芸術協会スタジオ
2月28日(月)18:00 愛知県芸術劇場小ホール

実年齢の半分にも満たない役を朗読。
しかも、途中、台本を見ずに台詞を言う場面もあり、刺激的な舞台創造を味わいました。

☆7月23・24日には
みどり文化芸術ネットワーク – 緑区の文化祭」で、
有松鳴海絞を題材に、
私の作・演出で、
音楽劇『みどりの宙(そら)を越えて』を創りました。
台本は言わば緑区版『ロミオとジュリエット』、熱い稽古を積み上げて、我こそはと集まった役者の皆さんが、意気高く創りあげました。素晴らしい市民劇が出来上がりました。

さらに、8月27・28日には、恒例・平演会第28回公演『はたち』(南部宙平作)。
30年記念公演第1弾・南部宙平追悼公演、私は演出担当でした。

そして、9月10日(土)には「中川朗読会」。

10月29日(土)30日(日)には、私の演出で、遊楽演公演『楽屋』。4人の女優が繰り広げる愛憎こもった赤裸々な役者稼業の裏表。遊楽演始まって以来の厳しい稽古を積み上げて、迫真の舞台を創りました。

11月26・27日には「ひらき座」では、
台本作りや演出を手伝いながら、普通のおっさんの役で出演。

しかし、公演ごとに、未知の人と出会い、
全く知らなかった世界を知り、
新しい舞台を創っていくのは、とても楽しいものです。

2010年

2010年も、忙しい年でした‥‥

第一に。

☆ 演劇クルー遊楽演『Oh! 悟ッ空』作・演出
2010年1・31(日)11:00/15:00
名古屋市東文化小劇場(ナゴヤドーム横)
1000円
悟空や三蔵と共に遊んで楽しむ「西遊記・遊楽演版」。
15年間芝居と遊んできた遊楽演の真骨頂を披露しました。
砂田橋小学校子供たちとのコラボ、
小道具・照明・生演奏、持てる力を全て駆使しての舞台、
ありえないハプニングとそれを乗り越えた公演・・・、でした。
参照・遊楽演ブログ

第二に、☆ 「劇団ピースボート」。

これ、芝居じゃないはずだったんだけど‥‥

☆4月15日(木)~7月25日(日)、PEACEBOATに乗船して、世界一周に行ってきました!!!
リタイアしたら最優先で絶対行くぞっと決めていた計画が実現できて、もうワクワクでした。
ブログでちょこちょこ報告しましたが、
予想以上に、乗客の面々がパワフルで、
「劇団ピースボート」を立ち上げ、大小5回の発表会・公演をうってきました。

第三は、恒例夏の風物詩。

愛知・平和を願う演劇の会『みんなのテレビ』(本多まゆみ・作、前川達次郎演出)
8・21(土)13:30/18:30 22(日)14:00
名古屋市名東文化小劇場
私は、舞台監督。でも、ちょろっと出演もしちゃいました。
最高裁判事役。なんとか、それらしく見えたらしい・・・。

第四。☆『秋色の朗読会』演出(浅井照子主宰)
9月11日(土)14:00
名古屋市中川文化小劇場

なんと、初の「朗読」に挑戦でした!
私、舞台で役者は何度もやりましたが、「朗読」はやったことがないのですよ。
不安やら楽しみやらでしたが、楽しく舞台をふめました。

第五。☆ 創芝社二本立て公演
山本周五郎『つゆのひぬま』小山内薫『息子』
9月17日(金)19:00
18日(土)14:00/19:00
19日(日)14:00
千種座

舞台監督でした。
おもてなし武将隊の「織田信長」を迎えて、大フィーバー。
(彼は、かつて創芝社で舞台を一緒しているのです)

ひらき座第100回公演『西遊記』
11月27・28日
名古屋市千種文化小劇場

「総合アドバーザー」
そして出演もしちゃいました。

2009年

すべての芝居は、成功裡に終えることができました。

☆「ひとすじの糸」を上演する会『ひとすじの糸』演出(馬場豊・作)
6・12(金)18:30 13(土)13:30/18:30 14(日)11:00/15:00
愛知県芸術劇場小ホール
2500円
明治初期、三河豊橋に、製糸業を起業した一人の女がいた。
その女は、上州から一人の男と共に駆け落ちしてきた「小淵志ち」。
彼女は、最愛の男を亡くした後も、玉糸開発に打ち込んでいく‥‥。

旧知だった馬場さんの作品を元に、
現地調査や合宿、稽古を積み上げて、
この公演のためだけの「ひとすじの会」を立ち上げて、
役者・スタッフ、総力を上げて、創り上げました。

結果、5回にわたる公演、すべて満席にて、大好評をいただき、
成功裡に終ることができました。
豊橋はもちろん遠く群馬からも、「小淵志ち」ゆかりの方達にも
ご覧いただくことができました。
明治の激動の時代を、苦難に耐え「糸ひとすじ」に生き抜いた志ちの姿が
共感を呼び、「勇気をもらった」との感想が多く寄せられ、
逆に、公演を打った私たちのほうが、元気をもらった舞台でした。

ご覧いただいた多くのみなさん、ご協力・ご支援いただいた方々に、
改めて、お礼申し上げます。


☆『夏の朗読会』演出(浅井照子主宰)
8月8日(土)、
名古屋市中川文化小劇場

毎年夏恒例、平和を願う朗読会。
毎年毎年、新しいメンバーをお呼びして、
さまざまな朗読を聴かせてくれるのがとても楽しい朗読会。
今年もますます元気溌剌、大好評でした。
盛り上がった打ち上げ会で、私も来年は出ようと乗せられてしまいました。


☆ 愛知・平和を願う演劇の会『明日ハレルヤ-怒れるワーキングプア-』演出(鏡味富美子・作)
8・22(土)14:00/18:30 23(日)14:00
名古屋市名東文化小劇場
1500円
「働けど働けど、なお我が暮らし楽にならざり」一気に加速した2008年。
その過酷な現実の中で、どこに希望を見出すのか。喜劇的に描く問題作。
お客さんは例年よりやや少なめでしたが、真剣に舞台に見入っていただいて、
clownの華やかさに救われた舞台となりました。

参照・公式HP


さて今年は、あと12月に演出作品を残すだけと思っていたら、
思わぬ事態が…。ひらき座公演が、飛び込んできたのです。
なんと、40年来の芝居の先輩でもあり仲間でもあった増原彬陽氏が急逝され、
それも公演まであと1ヶ月余に迫った時!
急遽、公演の手伝いをすることに!

☆ひらき座第26回公演『嵐の海を越えて 』(故増原彬陽・作演出)
2009年11月28-29日、ちくさ座<吹上>
参照・ひらき座HP

どうなることやら、と思っていました。
でも、さすが故増っさんのDNAをたっぷりと受け継いでいるひらき座の面々です。
よってたかって、集団体制で台本を創り上げ、みんなでああだこうだと
増っさん追悼の心がこもったエネルギーあふれる舞台を創りました。

行きがかり上、私、次回公演以降も関わるだろうと思いますが、
増っさんの発信しようとしていたメッセージを発展させていこうという心意気が消えない限り、
ひらき座は永遠です。
新たな前進を見守りたいと思います。


☆演劇グループ凛『 閉所極楽症 』演出(佃典彦・作)
2009年12月4-6日、
theater MOON(旧・少年ボーイズSHOW劇場)<池下>
http://boyboys.web.infoseek.co.jp/gekijomap.htm

岸田國士戯曲賞受賞の佃典彦氏のラジオドラマを、ミニ劇場で迫真的に舞台化しました。
ひさしぶりに、役者と猛稽古しました。
役者が稽古でどんどん変わっていくのが、とても楽しみでした。

この舞台は、『私のなかのキヌ』公演活動志半ばで亡くなられた香川このみさんの遺された企画でした。
「まあー、わたしがいないのに、よーやったわ」という満足そうな声が聞こえてきそうな、
残された凛のメンバーが創り得る、最上の舞台ができたと思います。

と、2009年もさまざまな趣向の舞台を大いに楽しみました。
一緒に舞台を創っていただいた役者やスタッフの面々に、ただただ感謝であります。
共に創り得る仲間がいない限り、この喜びは得ることができないとつくづく思います。

これからも おおいに楽しむ あらたな人生 お芝居が呼んでいる

2008年

● 2008年は、楽しい舞台を創ることができました。
しかし一方で、本当に惜しい人を亡くした年でもありました。

3月1(土)・2日(日)ひまわりホール グループ凛公演「兼田家の大脱走」音響

5月10日(土)熱田文化小劇場 「新・インド舞踊物語」舞台監督・音響

5月15日(木)~18日(日)愛知県芸文小ホール
創芝社20周年公演「MUNEHARU-夢,駈ける-」

役者で、出演しました。
20年前、創芝社の旗揚げに関わり、以後、ここを拠点に本格的に芝居をやってきました。しかし、二足の草鞋生活も終わりに近くなり、20周年を機に、創芝社を退団することにしました。しかし、創芝社との縁が切れたわけでもありませんので、今後とも創芝社をよろしくお願いいたします。
私自身は、フリーでこれまでどおり、芝居を続けていきます。

8月2日(土)中川文化小劇場 第3回朗読会 演出

8月23日(土)・24日(日)東文化小劇場 第25回平演会公演「グラウンドナイン」演出

10月11日(土)18:30 12日(日)10:30/13:30 女性会館 遊楽演第14回公演 「キジムナー・キジムナー」演出

 10月26日(日)13:00/16:00 名演会館地下スタジオ unit 麻乃香公演・香川このみ一人芝居「私の中のキヌ」台本・演出 1週間前までちゃんと稽古できていた香川このみさんは、腰の痛みを訴え、残念ながら車椅子での公演に。しかしながら、痛みに耐えながらの必死の舞台は、「母親への鎮魂歌」として、心を打ちました。
そして1ヵ月後突然、役者香川このみさんは、逝ってしまいました。余りの急逝に声がありませんでした。ガンに負けずにもっともっとこの芝居を続演していきたいという願いを、病魔が冷たく絶ってしまったのです。しかし、最後まで舞台を演ろうとしていた香川このみさんは、なくなったあとも、我々を励ましてくれます。香川このみさん、ありがとう。合掌。

2007年

2007年の芝居は・・・今年は、もっぱら劇作家でした。
今年は、演出は、充電期間でした。
音響の仕事は、しましたけどね。


春は、1本 劇工房創芝社 公演
が、ありました。
5月29日(火)~31日(木)
愛知県芸文小ホール
「紙屋悦子の青春」「栗木英章作品」
豪華2本立て
私は、音響担当。


夏は、グループZERO 公演
(ひまわりホール 8月11・12日)
なかとしお:作/深山義夫:演出「はぴねす」

老いを考える歳になりました。しかし、若いとき思っていたより、
傍から見ているより、老いてないんですな、これが。
ま、そんなことを芝居してみようかと。


そして、恒例!
今年の平演会は、8月25日(土)26日(日)
名古屋市名東文化小劇場で
「劇版 日本国憲法」第24回公演 作・構成 なかとしお

またもや今年も、劇作家。
憲法が危ない。第9条があぶない。
これまで、平演会は、日本の社会と未来を見据えた作品を舞台化してきました。
昨年の「ねえ、守ってくれるの、くれないの?」も
第9条問題を背景として作られました。
これから、平演会はもっぱら憲法問題です。
いわば、平演会による憲法劇第二弾!
観客の皆さんと考えてみたい作品になったかな。


秋は 創芝社公演が、春に続いてありました。
なにせ、翌2008年は20周年ですから。

10月12日(金)~14日(日) 千種座
作 なかとしお・長谷川千種 お題は、「月ヶ丘ウェディフェネパレス」

昔、覚王山の月ヶ丘に、軍人墓地があったのです。それに素材を取った悲喜劇でした。


そして、秋は、もう1本。11月24・25日
遊楽演第13回公演 成井豊「ケンジ先生」演出:松浦 大

今年は、残念ながら、演出はやりません。
でも、ぜひ、今年も、遊楽演の舞台、楽しんでいただきたいと思っています。