海賊警戒区域 comunica | 2014年12月8日 2014年12月8日 ソマリア沖の海賊警戒区域に入った。 海賊避難訓練が行われ、夜は明かりが外に漏れないようにカーテンが閉められ、デッキに出られないようにデッキへのドアにはロープが張られた。 避難訓練では、まず船内放送で「ブラボータンゴ」のアナウンスがあり、短音5回の汽笛・非常ベルでの避難警報が出された。乗客は船室に戻り、施錠して窓のカーテンを閉め、窓より離れて待機という指示。 なぜ「ブラボータンゴ」なのかは不明。 ソマリアの海賊は、人質を取り、身代金を要求するとのこと。 ヤマハの船外機を2機搭載した小型の船で、時速40ノットぐらいで近づき(客船は16ノットぐらい)、小型小銃と肩に掲げる形のロケット砲で脅すらしい。 元朝日新聞アフリカ支局にいらした松本さんの講演で、なぜソマリアに海賊が出現したか、その背景、またソマリア国家が崩壊している様子を聴いた。 ソマリアという国は存在しているが、治安をする国家が存在しない。命の保証がされない国。学校も病院もない。やりたい放題。 国家が崩壊している国としてソマリア以外にも、コンゴ・ナイジェリアがあるという。アフリカの現実は難しい問題が一杯。