四間道の南端にある浅間神社(せんげんじんじゃ)は都会のオアシスです
四間道の南端に浅間神社(せんげんじんじゃ)があります。


大きな木に囲まれた中に入ると、気温が下がったような神聖な気分になります。まさに都会のオアシスです。


四間道側見ると、木々がこんもりとした中に神社があります。
そこに立札があり、次のように書かれています。
木花開耶媛命(このはなさくやひめのみこと)を主祭神とする古社であるが、創建は不詳。
「尾張誌」によると、正保四年(1647年)この地に遷座したとある。境内に樹令三百年を越すクスノキやケヤキが七本あり、市の保護樹に指定されている。毎年十月一日、二日に大祭が行われる。
クスノキやケヤキがあると書かれているが、秋には黄色く色づくのでイチョウの大木もあります。


社に入ると、左側に手水舎(ちょうずや)があります。
その左側には井戸があり、古いポンプが設置してあります。
今は使われてはいない感じですが、「DORAGON」という文字が見えます。川本ポンプ製のようで、今でも川本ポンプにはドラゴンの名前を持った製品が売られています。


奥に進むと本殿があります。
本殿は閉まっていて中を見ることはできませんが、門と賽銭箱のところに金の五七桐紋が輝いています。謂れはよく分からないのですが、五七桐紋が神紋のようです。
本殿の脇に、切られたイチョウが祀ってあります。切り株には、「永年皆様に親しまれてきましたイチョウ(樹令三百五十年余)を諸事情により伐採致しました 浅間神社」と書かれてあります。




本殿の周りには、末社として天満宮・秋葉社・津島社・稲荷社があります。稲荷社の鳥居の赤が目に鮮やかです。


稲荷社の横には、富士光稲荷の赤と白の幟が掲げられ、大木の緑との対比が美しい。
そんなに大きくない神社ですが、都会の中の大切な緑のオアシスです。