WordPressで最初に設定すること パーマリンクの形式
wordpressでサイトを制作する時、最初に設定することの一つにパーマリンクの形式があります。
ウェブサイトを公開した後にパーマリンクを変更すると、ウェブサイトの評価が下がったり、リンク切れが起きたり、SNSでの評価がリセットされたり、様々なデメリットが発生します。なので、パーマリンクの形式は最初に設定しておく必要があります。
ここでは後半、リンクやスラッグと言う言葉がよく出てきます。リンクはURL全体、またはウェブページ間の接続を表すのに対し、スラッグはURLの一部で、ページの内容を識別するための文字列です。つまり、スラッグはリンク(URL)を構成する要素の一つと言えます。
……と、厳密にはスラッグとリンクは違うのですが、ややこしいので、ここではざっくり「リンク=スラッグ 」と考えてください。
パーマリンクの形式を最初に決めて設定する理由
パーマリンクの形式を最初に決める理由をちょっと詳しく書くと、
- SEO(検索エンジン最適化)への影響
検索エンジンは、URL(パーマリンク)をページの重要な評価基準の一つとしています。
パーマリンクの形式が途中で変わると、検索エンジンはそれを「新しいページ」として認識し、それまで蓄積された評価がリセットされてしまう可能性があります。最初に適切な形式を設定することで、安定したSEO効果を維持できます。 - リンク切れのリスク回避
ウェブサイトが公開され、他のウェブサイトやSNSでページが共有されると、パーマリンクが広く拡散されます。
後からパーマリンクを変更すると、それらの外部サイトからのリンクが無効になり、訪問者が目的のページにたどり着けなくなります。
最初に形式を決定することで、このようなリンク切れのリスクを最小限に抑えられます。 - SNSでの共有数のリセット防止
SNSでページが共有されると、シェア数やいいね数がカウントされます。パーマリンクを変更すると、これらのカウントがリセットされてしまうことがあります。最初に形式を定めることで、SNSでの共有数を維持し、ウェブサイトの信頼性を高めることができます。
代表的なパーマリンク形式とそれぞれの目的
パーマリンクの設定は、管理画面の「設定」→「パーマリンク設定」から、パーマリンクの形式を選択できます。

「パーマリンクの形式」が何なのか、と問われると説明しづらいのですが、どのようにWebサイトの情報を整理して表示するかの形式でしょうか?カテゴリーで整理するとか日付て整理するとか、それを決めるのが「パーマリンクの形式」です。
パーマリンクの形式の種類
ウェブサイトの目的やコンテンツの種類によって、最適なパーマリンクの形式は異なります。色々な形式があるのは、様々なニーズに応えるためです。
基本:
?p=123 のように、投稿IDがURLに含まれます。
SEOやユーザビリティの観点からは推奨されません。
日付と投稿名:
/2023/10/27/sample-post/ のように、投稿日と投稿名がURLに含まれます。ニュースサイトなど、日付が重要なサイトに適しています。
例:/2023/10/27/記事タイトル/
目的:ニュースサイトやブログなど、記事の公開日が重要な場合に適しています。時系列で記事を管理しやすく、読者も記事の鮮度を把握しやすいです。
月と投稿名:
/2023/10/sample-post/ のように、投稿月と投稿名がURLに含まれます。
例:/2023/10/記事タイトル/
目的:日付ほど細かく管理する必要はないが、ある程度の期間で記事を整理したい場合に適しています。
投稿名:
/sample-post/ のように、投稿名のみがURLに含まれます。シンプルでSEOにも強く、多くのサイトにおすすめの設定です。
例:/記事タイトル/
目的:シンプルでSEOにも強く、多くのウェブサイトに適した形式です。記事の内容がURLから分かりやすく、共有もしやすいです。
カスタム構造:
/%category%/%post_id%/ のように、自分で決めることができます。
例:/カテゴリー/記事タイトル/
目的:カテゴリーやタグなど、独自の構造でURLを管理したい場合に適しています。大規模なサイトや、特定のコンテンツを整理したい場合に便利です。
おすすめのパーマリンク設定
特に理由がなければ 投稿名
特に理由がない限り、「投稿名」の設定がおすすめです。
理由は以下の3つです。
- シンプルで分かりやすい
- SEOに強い
- URLが短く、SNSでのシェアにも適している
ただし、各ページのスラッグを日本語でつけないように注意が必要です。
規模が大きめまたはカテゴリーが多い場合
サイトの規模が大きかったりカテゴリーが多い場合はカテゴリーを含んだカスタム構造です。私が制作するサイトのほとんどはこの形式を使っています。商用サイトでは多く利用される形式ではないかと思います。
カスタム構造:/%category%/%postname%/ または /%category%/%post_id%/ です。
/%category%/%postname%/
この設定は、カテゴリー名と投稿名をURLに含めます。これにより、URLを見ただけで記事のカテゴリーと内容を把握できます。SEOの観点からも、カテゴリーキーワードがURLに含まれるため、検索エンジンに記事のテーマを伝えやすくなります。
ただし、投稿名が長すぎる場合は、URLが長くなる可能性があります。
/%category%/%post_id%/
投稿名ではなく投稿IDを使用します。
投稿名が重複してしまう場合などに有効です。投稿名ではなくIDなのでURLがすっきりします。
ただし、このパーマリンク設定を使用する場合はいくつかポイントと注意点があります。
- カテゴリー構造の最適化
カテゴリーが多すぎる場合は、サブカテゴリーを活用して階層構造を作り、カテゴリーを整理しましょう。
カテゴリー構造を最適化することで、URLも整理され、SEO効果も高まります。 - URLの短縮化
カテゴリー名が長すぎる場合は、短縮形を使用したり、カテゴリーのスラッグを調整したりして、URLを短くしましょう。
URLが短いほど、ユーザーにとって分かりやすく、SNSでのシェアもしやすくなります。 - カテゴリーのスラッグ設定
カテゴリーのスラッグ(URLの一部)は、カテゴリー名に基づいて自動的に生成されますが、必要に応じて編集できます。
スラッグを編集する際は、短く分かりやすい英語を使用し、ハイフン(-)で単語を区切るようにしましょう。
パーマリンク設定で注意すること
パーマリンクを公開後に変更すると、リンク切れが発生し、SEO評価が下がる可能性があります。パーマリンクの変更は慎重に行ってください。
どうしても変更が必要な場合は、301リダイレクトを設定して、古いURLから新しいURLへ転送するようにしましょう。
また、日本語URLにも注意が必要です。固定ページや投稿ページのリンク(スラッグ)を設定する時は、必ず半角英数で行ってください。

日本語URLは、コピー&ペーストされた際に文字化けする可能性があり、SNSでのシェアにも適していません。
投稿ページや固定ページ作成時にリンクの設定を忘れると日本語のページタイトルがそのままリンク(URL)に設定されます。

このように呪文のようなURLになってしまいますので、必ず半角英数です。特に固定ページやカスタム投稿ページでは必ず半角英数でつけるのを忘れないようにしましょう。
個人が自分で作ったサイトや、商用サイトでユーザーが投稿する投稿ページなどではよくこのような状態が見られます。この辺りは仕方ないと思いますが(半角英数でつけてくださいね、と言っても忘れてしまうケースが多いようです)、制作会社が作る固定ページやカスタム投稿ページでうっかりやってしまうと「えっ、この人素人じゃない?」なんて思われてしまうかもしれないので、注意が必要です。
私もたまーにやってしまうので、一通りのページを作ったら必ず「うっかり」がないか確認するようにしています。
通常はダッシュボードの投稿一覧にスラッグは表示されていないので、私は最初にそれを表示するように設定を行っています。今のところfunctions.phpに追記が必要なので、初心者にはちょっとハードルが高いかもしれません。
そのやり方は、またそのうちに……