堀川に架かる中橋

円頓寺商店街の五条橋と桜通りに架かる桜橋の間、四間道の浅間神社の東に中橋がある。

中橋
中橋
中橋地図
中橋地図

中橋のたもとの立札には、次のように書かれている。

中橋立札
中橋立札
江戸時代中橋付近
江戸時代中橋付近

中橋
堀川は、慶長15年(1610)に名古屋城築城のため開削されました。この中橋は、江戸時代に架けられた「堀川七橋」のひとつで、他に五条橋、伝馬橋、納屋橋、日置橋、古渡橋、尾頭橋があります。当時は、五条橋と伝馬橋の中間にあったことから「中橋」と名付けられたと言われています。江戸時代末期に描かれた尾張名陽図会からは橋のたもとに植木や石を扱う店が並ぶ独特の風情が感じられます。
今の橋は大正6年(1917)に架けられ、建設当時の華奢な銅製橋脚、石積橋台などが残る貴重な橋で、橋脚の柱は、溝形鋼が小材片とリベットで縫い合わされた形式で、川に架かる橋では珍しい構造です。平成23年(2011)に、名古屋市の認定地域構造物資産に認定されました。
平成26年(2014)に老朽化のため、欄干や床板など橋上部の補修工事を行いました。この工事は、伊藤保さん、伊藤たまさんのご遺志と伊藤春子さんのご意向による寄付をいただき施工しました。
  名古屋市

立札にある橋脚は見ることができないので、橋の上からではごく普通の橋にしか見えない。

中橋から南側を臨む
中橋から南側を臨む
中橋から北側を臨む
中橋から北側を臨む

中橋の真ん中から、南のほう桜橋方面を見るとキレイとは言えない堀川に周りのビルが映っている。都会の風景だ。

反対側の北のほうを見ると長い間行っている堀川の浚渫工事中。川を使う船の航路表示があるけど、通る船はあまり見たことがない。

堀川もきれいになって、昔のように周りを活気づけてくれるといいけど。