始まりは、
☆「日本の近代戯曲研修セミナーin東海2013」(主催・文化庁/日本演出者協会)で、
三好十郎作「おさの音」を演出しました。
2月15(土)16日(日)ひまわりホール。
「プロレタリア演劇特集」の3作品共演の一つとしての上演でした。
他の二つは、平澤計七「工場法」秋田雨雀「骸骨の舞跳」で、正にプロレタリア演劇そのものでしたが、「おさの音」は、三好十郎がプロレタリア演劇から離れたあとの作品。
私たち舞台人の大先輩たちが、かつてどう表現しようとしたか、戦争へと突き進んでいく時代にどう抵抗したか、今の私たちに鋭く突き刺さってくる作品たちでした。
続いては、☆俳優館+劇座公演。
リーディングで、シェイクスピア作・木村繁演出による「ヂュリアス・シーザー」に出演!
4月17(木)~20日(日)俳優館スタジオ、24(木)~27日(日)劇座スタジオ。
はじめてのシェイクスピア!
しかも坪内逍遥翻訳を使用した演出は、「おさの音」に続いて、とても刺激的でした。
明治になって、近代化の道を突き進む日本の演劇をどう発展させるのか、その先達の第1人者である逍遥の日本語は、始めは苦労したものの、やがてその心地よさに快感を覚えるほどに。
☆7月23日は、4回目になる「プロに学ぶ演劇講座」発表会。今年は、「台詞で弾ける」と称して、専ら音声表現に挑戦しました。
☆8月16-17日には、恒例・平演会第31回公演は、「反核舞台人の集い」とはじめての合同公演。
『ニソの杜~原発のあるまちの物語~』(前川達次郎作)。
演出しました。大飯原発がある大島半島に、日本最古の元始民俗の形を今も残すニソの杜。そのまちを背景に、原発がもたらした計り知れない生活破壊、村の崩壊を描いた作品。名古屋で活躍する舞台人と演劇を愛する市民とが、合同で創り上げる平和への願いを込めた舞台でした。
平演会としても、新たな出会いがあり、新鮮な舞台作りができました。
☆10月11日(土)~13日(祝)には、私の演出で、恒例遊楽演公演。ちくさ座して、賑々しく歌い踊りまくる舞台を楽しみました。お題目は、沢山のゲスト出演者と共に、「ねこ・こんさるたんと」(別役実作)。ミュージカル! 10曲以上、歌い踊りまくりました!
そして、そしてそして、☆「ひらき座」公演が11月29-30日にあるのですが、私はその時、日本にいませんでした。
そう、☆二度目のピースボートに11月22日から乗って、南の海へ消えてしまいました。帰国は、翌年3月6日の予定でした。予定通り、帰ってきています。
100日間、元気でやってきました。今回の船旅でも、前回同様「劇団」を立ち上げました。
前回は、現地からの報告を私のブログでやりましたが、今回、私はしません。その代りということではないですが、妻がブログしました。http://comunica.jp/blog/
相変わらずの芝居三昧の1年でした。