何もない、何もできない、・・・
こんな年は、もちろんはじめて・・・
新型コロナウイルスによって、毎年毎年望んでいた「お家籠り」が、ほんとうにやってきちゃいました。
まさかこんな形でやってこようとは、思いもしなかった・・・
5つほどあった、公演や発表会がすべて中止・延期になり、手帳から全ての稽古・打合せが消え、真っ白になりました・・・
何もない、何もできない、・・・
こんな年は、もちろんはじめて・・・
新型コロナウイルスによって、毎年毎年望んでいた「お家籠り」が、ほんとうにやってきちゃいました。
まさかこんな形でやってこようとは、思いもしなかった・・・
5つほどあった、公演や発表会がすべて中止・延期になり、手帳から全ての稽古・打合せが消え、真っ白になりました・・・
はじめは、
なごや芝居の広場 第2弾公演(1/22(火)~2/2(土) 昭和・守山・瑞穂文化小劇場)「ゼロの焦点」(原作・松本清張 台本演出・木村繁)。
出演しました。
続いては、☆劇団I&I公演(3/16~17 千種座)麻創けい子作・演出「花も嵐も」に客演しました。
秋は、☆遊楽演 第25回公演「牡丹灯籠」原作・三遊亭圓朝(10/5-6 昭和文化小劇場)
台本化し、 演出しながら「講談師」として出演。
出演者たちはますます磨きがかかって、好評な舞台が続いてます。
そして、劇団 座・なかむら 第4回公演(10/19(土)~20(日) 中村文化小劇場は、「アラビアンナイト」
これも、作演出でした。
演劇講座から出発して、地域・中村区に根ざす劇団として、小学生から高齢者まで総勢30人以上で創り上げる、壮大なお話を舞台化しました。前代未聞のハプニングも含め、みんなで楽しむことができ、特に、子供たちの成長に目を見張りました。
☆愛知・県民の手による平和を願う演劇の会(平演会)第34回公演
「劇版 ぞうれっしゃがやってきた Ⅱ」(12/20-22 5回公演 昭和文化小劇場)
作・演出でした。が、第1作に続いて、知られざる戦後史の事実を追求して、好評でした。
今年も「冬籠り」は、実現せずでした。
はじめは、
なごや芝居の広場 第1弾公演(2/15(木)~3/1(木) 10回公演 昭和・守山・緑・中村文化小劇場)「暮しの詩」(作・小山内美江子)。
演出しました。
10年以上、やりたい、やらねば、と温めてきた作品が、ようやく舞台化できました。しかも、私としては、スタッフも、キャストも、上演される劇場も、最高の形で。3月1日に10ステージが本当に大好評裡に終了、続いて6月、更に8月にも再演しました。
しかし、幕切れで「暮しの手帖」編集長の花森安治が叫ぶ「武器を捨てよう」が、こんなに切実に響いてくる時代が来ようとは! 舞台は大成功でしたが、今日の日本・世界の姿を考えると、「よかったよかった」では済まされない、じりじりした思いが湧いてきて、なんともなりません。
続いては、☆俳優館公演(8/2~5 7回公演 千種座)ブレヒト作「コーカサスの白墨の輪」を演出しました。音楽劇です。民衆劇です。大岡裁きでも有名な本当の母親は誰かという裁判劇でもあります。
しかもブレヒトですから、一筋縄ではいきません。ブレヒトの世界に対する思いとひねった表現をどう舞台化するか、大きな課題が目の前に立ちはだかりました。苦労の末、参集していただいたキャスト・スタッフの皆さんに助けられて、幕を下ろすことができました。
秋の公演は、☆遊楽演 第24回公演「見よ、飛行機の高く飛べるを」作・永井愛(10/6-7 昭和文化小劇場)
演出。
大正時代、岡崎の師範女子学校を舞台に繰り広げられる生徒と教師の青春群像。大正デモクラシーの息吹が聞こえてくるような舞台が出来ればと稽古を重ね、好評でした。
そして、劇団 座・なかむら 第3回公演(10/17(水)~21(日) アクテノン 名古屋市演劇練習館)
は、水上勉作・小松幹生脚色「ブンナよ木からおりてこい」
これも、演出でした。
演劇講座から出発して、地域・中村区に根ざす劇団として、小学生から高齢者まで総勢30人以上で創り上げる、壮大な生と死のドラマです。みんなしっかりがんばりました。
☆人業劇団ひらき座 「妖怪ランド」(11/3-4)には、出演しました。「人業」と銘打ち、元気いっぱいの劇団メンバーにまじって、楽しくできました。
最近、体との勝負になりつつあります。でも、様々な方達との新しい出会いが楽しく、断り切れずに、やはりこうなっています。
何年か前に決意した「冬籠り」は、全然実現しません。トホホ。
はじめは、
☆俳優館リーディング公演(5/14~18 8回公演 俳優館スタジオ)
シェイクスピア作・木村繁演出による「マクベス」に出演しました。
演出・木村繁。昨年に引き続き、シェイクスピアリーディング公演第2弾。
☆Wa音の会 公演(7/17(金)14時/18:30 中村文化小劇場)
朗読劇「月光の夏」(作・毛利恒之)
演出しながら、出演もしました。
出撃前にソナタ「月光」を弾いて、空に散っていった特攻兵。知られざる特攻兵の「その後」が浮かび上がる。実話に基づく衝撃の朗読劇。
☆俳優館公演( 7/30~8/2 7回公演 県芸小ホール)
「群青~ 雲流るる果てに~」作・いずみ凜/ 演出・ふじたあさや
出演しました。戦後70 年、改めてあの戦争のすがたを問う、音楽仕立ての芝居、朗読、歌、コーラスによる鎮魂歌。急速に、戦前へ戻そうとする強い舵取りがされている今こそ、戦争の実相を知ってほしいとの気持ちで、演じました。
☆愛知・県民の手による平和を願う演劇の会(平演会)第32回公演
「うさぎパンのシュプレヒコール」作・前川達次郎/演出・狩野恭光(8/8-9 3回公演 東文化小劇場)
舞台監督でした。瀬戸内海の祝島。毎週月曜に繰り返される反原発デモ。そこの小学校に新校長が赴任する。そこには福島からの転校生がいました。
戦争と原発に拘る平演会ならではの、平和を願っての舞台創りです。
☆俳優館ドラマ・リーディング「ビルマの竪琴」作・竹山道雄/脚本・ふじたあさや(9/18-20 4回公演 ひまわりホール)
演出しました。ビルマに、竪琴を奏で歌をうたう部隊が存在した・・・! 平和への願望と鎮魂を込めたファンタジーともいえる作品を舞台化しました。出演:俳優館・劇座、いのこ福代 他
☆遊楽演 第21回公演「花はらんまん」作・池田政之(10/10-12 東文化小劇場)
演出しました。
2013年、東京/三越劇場に於けるNLTによる抱腹絶倒・商業演劇公演を名古屋ではじめて上演し、好評を博しました。
☆人業劇団ひらき座 第32回自主公演「夏の夜の夢より」(仮)作・中田猛(11/21-22 千種座)
出演。おなじみシェイクスピア劇を換骨奪胎、ひらき座流に料理して魅せました。
☆プロに学ぶ演劇講座「役創りで弾ける」発表会(11/27 中村文化小劇場)
演出・指導。
30回以上に渡る稽古を積み重ねて創りあげる、スーパー講座の発表会。
☆「人間の座標軸」上演実行委員会 朗読劇「人間の座標軸」原作・窪島誠一郎「腐れ小粉」/脚本・本多忠勝/演出・玉野井直樹(12/3-5 名東文化小劇場)
出演しました。初めての方々との出会いと稽古が新鮮でした。
以上、9作品に演出・出演などなど・・・、稽古に次ぐ稽古、本番一つ終わったら次の台本が渡される・・・。
体との勝負ですが、稽古も楽しい、様々な方達との新しい出会いも楽しい、何度も付き合った役者さんの意外な一面がみえるのも楽しい、というわけで、やめられないとまらないと、断り切れずにこうなっています。
でも、決意しました。今年からは、12月の公演が終わったら、冬籠りします。来年3月までお休みです。又、春になったら新たな芝居創りを楽しむことにいたします。今年もどうか宜しく、舞台でお目にかかりましょう。と、決意しましたが、実際には・・・トホホ。
なかとしおは、
フリーの劇作家、演出家、役者です。
「演劇クルー遊楽演」演出担当
「劇団 座なかむら」演出担当
「愛知・県民の手による平和を願う演劇の会(略称・平演会)」会員
「戯曲を声に出して読む会」会員
「東海・音声表現研究会」会員
「日本演出者協会」会員
劇作、演出、役者、舞台監督と何でもこなす「オールマイティ」の、お芝居大好き人間です。
芝居では食べていけないので、高校教師として、社会を教えてきましたが、めでたく(?)定年退職しました。
私にとって、教師という仕事と芝居創りは密接に結びついてきました。人を育てる教育にとって、総合芸術である演劇創りで培われる能力(例えば、人と人とのコミュニケーション)はもっと重視されるべきだと思っていますし、芝居創りの過程はある意味、とても教育的で、そこから教師としての私が学ぶべき場面は多々あったのです。
演劇部顧問でもありました。その演劇部が所属するのは(愛知、岐阜、三重、福井、石川、富山の6県で組織される)「中部日本高等学校演劇連盟」です。
いつも多くの人たちに支えられて公演をうつことができます。ありがとうございます。
こちらからメールでどうぞ。
私の友人が、面白い旅を企て、どえらい楽しく成功裡に終わりました。 私自身は、二人芝居「チェーホフの中の女達~ ほっと息がつけるんだわ~」のスタッフ舞台監督としてついていって大いに楽しみました。次は本格的に「熊野発音楽芝居」を創ろうと盛り上がっちゃったのです。
日本の秋の自然を満喫し、音楽と芝居を堪能した、芸術の香りのするツアーでした。
シンセサイザー奏者の矢吹紫帆さんとパートナーで不思議な声の持ち主の矢中鷹光さん(天女座HPから試聴ができます)が、三重県熊野市波田須町から、アートフェスティバルを世界に発信する目的で、つくりあげた熊野天女座。いま、新しい熊野の名所となっています。
100畳の畳敷きの客席、老松の羽目板の舞台、ギャラリー、そして海が一望のカフェは、いつもにぎわい、地元の人々と世界からの人々の出会いの場となっています。そこでは、時にチェンバロのエプロンコンサートもあります。いたるところ、矢吹紫帆さんの心に優しい音楽が溢れる、ステキな天女座です。
11月、天女座のギャラリーでは「ロシアへいってらっしゃい扇たち」と、題して、ロシアサンクトペテルブルク市のエレ-ナさんに贈るために集められた、多くのうちわや扇子、扇をご披露する展覧会を開催します。
11月4日の舞台は、モスクワで活躍する日本人女優・野崎美子(愛称くに)と旧ソ連のモルドヴァ国の女優 ダニエラの、演劇の国ロシアで鍛えられたふたり芝居でした。東京でも大阪でもなく、天女座が日本初公演です。
熊野市の名所をめぐり、話題いっぱいの天女座を楽しむバスの旅。秋の一日を、楽しみました。
《日時・旅程》11月3日(土曜日)
9:00集合・バス出発→ 13:00熊野着 → 市内観光 → 17:00熊野温泉入浴 → 18:00天女座名物・漁師料理 → 21:00お宿へ
≪ガイドは熊野市観光交流課 観光企画係長 三石氏、最高のガイドで、熊野を楽しみました≫
≪天女座名物・漁師料理「はごろも鍋」と名付けられたうつぼ鍋! これがおいし~い!≫
11月4日(日曜日)
9;00オプションの観光 A:楯が崎遊覧 B:熊野古道
12:00天女座で 昼食・休憩 → 午後 公演 → 16:00天女座バス出発(豪華!お弁当付き)→ 20:00名古屋駅着
午前中のABのオプションをそれぞれ楽しんだあとは、
午後はメインイベント、まず紫帆さん・とんちゃんコンサート。これがいい、癒されながら楽しみながら、音楽に浸る。
そして、日本初公演・日露女優のふたり芝居「チェーホフの中の女達~ ほっと息がつけるんだわ~」。


日本初公演・日露女優ふたり芝居『チェーホフの中の女たち』

この「二人芝居」、日本語とロシア語がチャンポンで出てきて、最初はお客を騙す仕掛けもあり、と役者も芝居を楽しむ趣向になっているのだが、なによりお客さんが
名古屋からバスツアーで来ていただいた人も
地元の初めて芝居見るんだわと言ってた人も
大いに女優の芝居に引き込まれて乗りに乗って、楽しんでくれたこと。
打ち上げでは、採れたてのうつぼのしゃぶしゃぶ、シイラのさしみ、名古屋では食べられない、漁師さんがじきじき海へ潜って捕ってきてくれる、うまーいものを食べて、
帰りに、お客さんで来てくれた鳥羽の真珠屋さんに御礼で寄ったら、逆に真珠のお土産をもらい、お昼をご馳走になって、
というわけで、お客も女優も大満足で終わったわけで、
前夜祭の大パーティも、終わってからの打ち上げも
酒が美味いこと!
やめられませんわ、とすっかりはまってしまいました。
1995年、『名古屋市東社会教育センター』(現:東生涯学習センター)主催で
『誰でもできる演劇入門』という講座を私が担当したことがきっかけでできたサークル。
週1回の稽古を一年間重ね、毎年秋に公演を打つ。
名前の通り、なにはともあれ芝居を遊び、芝居を楽しみ、うまくやろうなんて二の次の
とことんアマチュア精神に浸かっている、サークル。
稽古よりも飲み会のほうが出席率がいいという、とんでもない芝居好きのサークル。
私は、1回を除き、ずっと演出や劇作を担当しています。
詳しくは、公式HPやブログへ。
1984年4月に結成され、今年8月で27年目を迎える、
(前身の実行委員会を含めると、実質29年目)
芝居創りを通じて平和の問題を考えようと結成された市民の会。
私は、その創立メンバーの一人。
毎年夏8月に、平和問題に限らず、幅広いテーマで芝居をしている。
詳しくは、公式HPへ。
1988年に旗揚げした、社会派・硬派のプロ的芝居創りの劇集団。
20周年の2008年公演『MUHNEHARU』を機に、退団しました。
しかし、20年間、優れた演出家やプロ魂にあふれた役者と共に、
刺激的な舞台創りができました。
今後も、つきあっていきたい劇集団です。
詳しくは、公式HPでどうぞ。
芝居の先輩、増原彬陽氏が座付き作家だった劇団。
人業劇団と称し、歌・民舞など表現にこだわる元気いっぱいの集団。
2009年増原彬陽氏急逝が衝撃を与えたが、
改めて原点に返り、再出発しようとしている。
詳しくは、公式HPでどうぞ。
