第38回「同じ空の下で」と第39回「ほうせん花Ⅳ」

昨年の初の韓国光州公演「ほうせん花Ⅲ」に引き続き、
戦後80年の節目となる今年2025年は、二つの公演に取り組みます。

(1)第38回公演「同じ空の下で~招かれた人~」
  ☆6月7日(土)8(日) 昭和文化小劇場
     14(土)~15(日) 中村文化小劇場
  名古屋入管で亡くなられたスリランカからの留学生、
 ウイシュマさんは、記憶にとどめてみえる方もいらっしゃるでしょう。
 日本に在留している外国人は、どんな生活を強いられているのか、
 皆さんと共に、考えてみたいと思います。
(2)第39回公演「ほうせん花Ⅳ~記憶と継承~」
  ☆8月9日(土)11時/15時 東京・日暮里サニー・ホール
  その後の出来事も含めて、舞台化します。
  遠い昔になりつつある日本の植民地支配下の出来事に、
  私たちは、どう向きあえばいいのか、考えたいと思います。

是非、ご予定を。
そして、一緒に舞台を創りたい方、大歓迎です。

第37回公演「ほうせん花Ⅲ~記憶と継承~」

ついに、韓国光州で、初の海外公演!を大成功させました!

と き  2024年2月24日(土)15時
ところ  ピッコウル市民文化会館

第36回公演「ほうせん花2022」をベースに、更にその後の動きも反映させた「ほうせん花Ⅲ」として上演,
超満員の観客が、幕切れだけでなく、劇途中でも、スタンディングオベーション! という、歴史の残る感動的な舞台となりました。
財政的にも、クラウドファンディングも含めた、カンパ活動がほぼ目標通り達成しました!

第36回公演「ほうせん花2022~つなぐ  記憶と継承~

台本・演出:なかとしお

2022年9月10日(土)14時
       11日(日)11時 15時
名古屋市公会堂 大ホール

2003年第20回公演「ほうせん花」続編として、約20年ぶりの公演。

名古屋での朝鮮女子勤労挺身隊裁判の3回にわたる敗訴、
韓国光州での同裁判の3回にわたる勝訴、
その経過をめぐる、原告ハルモニたちや支援する会の姿、
被告日本国及び三菱重工業の対応、
それらを事実の沿って、丁寧に描いたドキュメント劇として、大好評でした。

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第35回公演「語りたい 語れない ~1949年のぞう列車~」

原案:小出隆司 台本・演出:なかとしお
とき 2019年12月20日(金)18:30
           21日(土)11時 15時
           22日(日)11時 15時
ところ 名古屋市昭和文化小劇場

絵本「ぞうれっしゃがやってきた」では、全く語られていない事実が浮かび上がります。ぞうれっしゃは、実は1949年を境にその姿を消し、翌年以降全く走っていないのです。
それは、何故なのか。
前作に続いて「ぞうれっしゃ」にまつわる真実を描き、
戦後史の闇と謎に迫る舞台となりました。
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第34回公演「劇版 ぞうれっしゃがやってきた」

原作・小出隆司/台本演出・なかとしお/音楽・藤村記一郎
と き  2017年8月5日(土)6日(土)
ところ 名古屋市芸術創造センター

絵本(小出隆司作)や合唱曲(藤村記一郎作曲)で有名な「ぞうれっしゃ」には、未だに描かれていない謎がありました。

名古屋・東山動物園の二頭のゾウは、なぜ戦争のさなかに生き延びることができたのか?
なぜ「ぞうれっしゃ」が走ったのか?

総勢100名近くのキャスト・合唱団で、真の平和を願っての渾身の舞台で、今年開園80周年をむかえる東山動物園の歴史に秘められた、二つのナゾに迫りました。

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第33回公演「化石山」

「化石山」作・ 野崎佳史/演出・なかとしお
と き  2016年9月16日(金)17日(土)
ところ 東文化小劇場
入場料  一般2000円 / 中高校生500円

岐阜県瑞浪市にある「化石山」。そこには、戦時中に作られた地下壕の跡があります。
それは、太平洋戦争末期に強制的に連行された中国人たちの犠牲のもとに掘られた地下軍需工場です。

観客の皆さんに、その歴史的事実を知ってもらい、日中友好がますます発展するよう、参加者一丸となって舞台づくりに励みました。

第32回公演「うさぎパンの島のシュプレヒコール」

「うさぎパンの島のシュプレヒコール」作・ 前川達次郎/演出・狩野恭光
と き  2015年8月8日(土)9日(日)
ところ 東文化小劇場
入場料  一般2000円 / 高校生1000円 / 小学生500円

第31回は、大飯原発の立地する福井県のおおい町大島地区に生きる人たちの苦悩を描きました。
32回も引き続き、瀬戸内海祝島を舞台に、原発が引き起こす深刻な問題をえぐりました。

実行委員会で上演した『勲章の川』から始まって、30年余。
平演会は、平和や戦争の問題にとどまらず、環境問題や教育問題など、広く今の日本が抱える課題や問題を芝居を創リながら考えようと活動して来ました。

戦争する国へと180度転換することが是か非か、日本の国家の在り方が大きく問われ、国民みんなが真剣に考え、行動することを迫られています。

愛知・県民の手による平和を願う演劇の会(平演会)規約

 「核戦争」の危機が現実に迫り、「人類の存続か、滅亡か」の選択が、世界的、人類的規模で問われています。
 日本でも、「軍事費突出」の国家予算が組まれ、「軍事大国化路線」が着々と進行する中、地域や文化の荒廃も一層進んでいます。
 戦後生まれの世代が人口の半数を超え、戦争体験の風化が懸念される今日、父母や教師が力を合わせて、平和教育、平和運動を一層発展させ、私たち自身の文化を創り出していくことが益々重要になっています。
 本会は、「勲章の川」「汝等青少年学徒」上演運動の成果をふまえて、父母・市民・教育関係者が中心となって、演劇創造を通じて、平和や戦争の問題を考え、「草の根」平和運動・文化運動をすすめ、広く市民に訴えていきます。

  1. 名称 本会の名称を「愛知・県民の手による平和を願う演劇の会(平演会)とする
  2. 本会の目的は次の三項とする。
    1. 演劇公演を通じて平和の問題を広く市民に訴える
    2. 平和教育・平和運動の発展
    3. 地域の文化運動の発展
  3. 事業 本会は前条の目的を達成するために必要な企画・制作・宣伝等の事業を行う
  4. 会員 本会は本会の趣旨に賛同する個人で構成する
    1. キャスト、スタッフとしての活動
    2. 本会の公演の宣伝・普及
    3. その他事業に必要な活動
  5. 組織・役員  本会に次の組織・役員をおく
    1. 総会 年1回以上開催しなければならない
    2. 代表 1名 本会を代表する
    3. 運営委員会(含む事務局)総会の決定に基づいて事業の運営にあたる
    4. 会計監査 2名 年一回監査し、総会に報告する
  6. 事務局  本会の事務局を次のところにおく 名古屋市立高等学校教員組合(名高教)
    名古屋市中区新栄1-49-10 愛知県教育会館内
    TEL052-261-1117
  7. 財政 本会の財政は次の三項でまかなう
    1. 会費  年1回 2000円(高校生1000円) 例会の会場費、通信費などにあてる
    2. 公演収入  公演費用にあてる
    3. その他のカンパ
  8. 発効  本規約は1984年4月22日をもって発効する
  9. 改廃 本規約の改廃は、総会の承認を経なければならない。 総会の議事は出席者の過半数でこれを決定する。

(1984.9.30 一部改正)
(1985.9.29 一部改正)