熊野と天女座

秋の熊野と話題の天女座訪問 バスの旅

私の友人が、面白い旅を企て、どえらい楽しく成功裡に終わりました。 私自身は、二人芝居「チェーホフの中の女達~ ほっと息がつけるんだわ~」のスタッフ舞台監督としてついていって大いに楽しみました。次は本格的に「熊野発音楽芝居」を創ろうと盛り上がっちゃったのです。

日本の秋の自然を満喫し、音楽と芝居を堪能した、芸術の香りのするツアーでした。

シンセサイザー奏者の矢吹紫帆さんとパートナーで不思議な声の持ち主の矢中鷹光さん(天女座HPから試聴ができます)が、三重県熊野市波田須町から、アートフェスティバルを世界に発信する目的で、つくりあげた熊野天女座。いま、新しい熊野の名所となっています。

100畳の畳敷きの客席、老松の羽目板の舞台、ギャラリー、そして海が一望のカフェは、いつもにぎわい、地元の人々と世界からの人々の出会いの場となっています。そこでは、時にチェンバロのエプロンコンサートもあります。いたるところ、矢吹紫帆さんの心に優しい音楽が溢れる、ステキな天女座です。
11月、天女座のギャラリーでは「ロシアへいってらっしゃい扇たち」と、題して、ロシアサンクトペテルブルク市のエレ-ナさんに贈るために集められた、多くのうちわや扇子、扇をご披露する展覧会を開催します。
11月4日の舞台は、モスクワで活躍する日本人女優・野崎美子(愛称くに)と旧ソ連のモルドヴァ国の女優 ダニエラの、演劇の国ロシアで鍛えられたふたり芝居でした。東京でも大阪でもなく、天女座が日本初公演です。
熊野市の名所をめぐり、話題いっぱいの天女座を楽しむバスの旅。秋の一日を、楽しみました。

《日時・旅程》11月3日(土曜日)  

9:00集合・バス出発→ 13:00熊野着 → 市内観光 → 17:00熊野温泉入浴 → 18:00天女座名物・漁師料理 → 21:00お宿へ

 ≪ガイドは熊野市観光交流課 観光企画係長 三石氏、最高のガイドで、熊野を楽しみました≫

 ≪天女座名物・漁師料理「はごろも鍋」と名付けられたうつぼ鍋! これがおいし~い!≫

11月4日(日曜日)

9;00オプションの観光 A:楯が崎遊覧 B:熊野古道
12:00天女座で 昼食・休憩 → 午後 公演 → 16:00天女座バス出発(豪華!お弁当付き)→ 20:00名古屋駅着

午前中のABのオプションをそれぞれ楽しんだあとは、
午後はメインイベント、まず紫帆さん・とんちゃんコンサート。これがいい、癒されながら楽しみながら、音楽に浸る。
そして、日本初公演・日露女優のふたり芝居「チェーホフの中の女達~ ほっと息がつけるんだわ~」。
danierakuni

日本初公演・日露女優ふたり芝居『チェーホフの中の女たち』

01.11hutarisibai
この「二人芝居」、日本語とロシア語がチャンポンで出てきて、最初はお客を騙す仕掛けもあり、と役者も芝居を楽しむ趣向になっているのだが、なによりお客さんが
名古屋からバスツアーで来ていただいた人も
地元の初めて芝居見るんだわと言ってた人も
大いに女優の芝居に引き込まれて乗りに乗って、楽しんでくれたこと。

打ち上げでは、採れたてのうつぼのしゃぶしゃぶ、シイラのさしみ、名古屋では食べられない、漁師さんがじきじき海へ潜って捕ってきてくれる、うまーいものを食べて、
帰りに、お客さんで来てくれた鳥羽の真珠屋さんに御礼で寄ったら、逆に真珠のお土産をもらい、お昼をご馳走になって、
というわけで、お客も女優も大満足で終わったわけで、
前夜祭の大パーティも、終わってからの打ち上げも
酒が美味いこと!

やめられませんわ、とすっかりはまってしまいました。